10月 09 2008
●接見に行ってきました
昨日は、刑事事件のお仕事で、やや遠方の警察署へ接見に行ってきました。
接見というのは、被疑者や被告人が逮捕勾留されている場合に、弁護士が
警察署や拘置所まで会いに行って、裁判の準備や打ち合わせをしたり、
お話をしたり差し入れをしたりすることです。
刑事事件は、犯罪や刑罰にかかわるものですから
いつも以上に迅速確実な進行が求められますし、
接見にはできるだけ頻繁に行くことにしているので、
無事に終了するまではとても忙しくなります。
とはいえ、身柄拘束されている人は、
この先一体どうなるのかと不安な日々を過ごしていることが多いものですから、
こうして接見に行くことで、少しでもその不安を和らげられればと思っています。
ちなみに接見室では、よくドラマなどで見るとおり
プツプツの穴を通して本人と会話をするのです。
弁護士の接見には警察官も立ち会わないので、
事件のことだけでなくざっくばらんにいろんな話をして、本人といっしょに
どうしたら立ち直れるかを悩んで考えるのが私のやり方です。