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清水綜合法律事務所 Shimizu Law Office
弁護士 清水カナミのブログ

過去の記事 2015年 4月

4月 24 2015

尋問の打ち合わせ

2015.4.23

すっかり新緑の季節ですね。

名古屋駅桜通口の真上にある2階の花壇では、大勢で植え替えが進行中です。

今日は依頼者に事務所までお越しいただいて、午前・午後と半日かけて、尋問の打ち合わせをしました。

「尋問」とは、裁判の終盤に行われる手続で、裁判の当事者や証人を裁判所に呼び、法廷で今回の事件について、事実関係や関係者の認識を確認するためのものです。

今回の裁判関係者が、法廷で一同に会して、法廷で宣誓した上で証言をしたり、相手の弁護士から質問を受けたりすることになりますが、ほとんどの方にとって、こうした機会は初めてのことです。
無理もないことですが、本番では緊張してしまって、うまく話せなくなってしまう可能性や、事実を正確ではない表現で述べてしまう可能性もあります。

そこで、少しでもきちんとした受け答えができるように、あらかじめ想定される内容で質疑応答を口に出して述べてみることで、尋問当日の予行演習を行っておくわけです。

どこまで準備しても、相手が何を聞いてくるか完全に予測することは不可能ですし、緊張を完全に無くすことも難しいかと思いますが、ともかく可能な限りの準備と心構えをして尋問に臨むことが大切です。

依頼者の方にはいつも、「もしも現場で頭が真っ白になってしまったら、私の方を見て、気持ちを落ち着けてくださいね」とお伝えしています。

4月 22 2015

交通事故の現場確認

交通事故の現場確認のために、少し遠方へ出かけてきました。

実際の事故現場を検討することで、見えてくることも多々あるものですから、こうした対応も必要になることがあります。

交通事故の損害賠償請求では、「過失割合」が大きな争点になることが珍しくありません。

たとえば損害総額が1000万円の場合でも、過失割合が1割増えれば、実際の賠償金額は100万円も減ることになってしまいます。

このような事情もあって、交通事故が発生した当時、加害者・被害者の双方が、どこからどう動いたのか、後になってから見解が大きく食い違うことがあります。車にはねられた被害者のはずなのに、むしろこちら側に大幅な過失ありといった主張を相手から受けることも、残念ながら割とよく見られる展開です。

お客さんのことをそこまで言われて黙ってはいられませんから、これから詳細に検討して、適切な反論を作成しようと思います。

カテゴリー:おしごと雑感,交通事故

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