4月 24 2015
尋問の打ち合わせ

すっかり新緑の季節ですね。
名古屋駅桜通口の真上にある2階の花壇では、大勢で植え替えが進行中です。
今日は依頼者に事務所までお越しいただいて、午前・午後と半日かけて、尋問の打ち合わせをしました。
「尋問」とは、裁判の終盤に行われる手続で、裁判の当事者や証人を裁判所に呼び、法廷で今回の事件について、事実関係や関係者の認識を確認するためのものです。
今回の裁判関係者が、法廷で一同に会して、法廷で宣誓した上で証言をしたり、相手の弁護士から質問を受けたりすることになりますが、ほとんどの方にとって、こうした機会は初めてのことです。
無理もないことですが、本番では緊張してしまって、うまく話せなくなってしまう可能性や、事実を正確ではない表現で述べてしまう可能性もあります。
そこで、少しでもきちんとした受け答えができるように、あらかじめ想定される内容で質疑応答を口に出して述べてみることで、尋問当日の予行演習を行っておくわけです。
どこまで準備しても、相手が何を聞いてくるか完全に予測することは不可能ですし、緊張を完全に無くすことも難しいかと思いますが、ともかく可能な限りの準備と心構えをして尋問に臨むことが大切です。
依頼者の方にはいつも、「もしも現場で頭が真っ白になってしまったら、私の方を見て、気持ちを落ち着けてくださいね」とお伝えしています。

